久しぶりに、治療に関するブログを…
むし歯をしっかり取り除こうと思うと、肉眼だけでは限界があります(T_T)
悪いところを取りたい、汚れているところをキレイにしたい!
その時はしっかり見て、確認しながら取り除く必要があります。
当たり前ですが、「窓拭きをする」、「食器を洗う」ときなど目で確認しながらしますよね。
歯科治療ではしっかり見て!
これが結構できないんです(T_T)
見えているつもりでも死角があったり、影に隠れていたりして、
取り残してしまう…
また小さな歯の小さな一部分を見るには肉眼・裸眼では限界があります。
解決策として、
①デンタルミラーの活用と
②マイクロスコープです。
①デンタルミラーとは、いつも歯医者さんが使っているこれですね。
これの使い方は様々ですが、いちばん大事な使い方が、
『直接見ることができない部位を反射させてみる』です。
お子さまの仕上げ磨きをする時などなかなか見えなくて大変かと思います。
特に上の奥歯のほっぺた側やその後ろの面は覗き込んでも見えないでしょう…
そんなときに僕たちはデンタルミラーに映して確認します。
また確認しながら作業(歯を削ったり、磨いたり)します。
こんなふうに見ながらむし歯を取り除いていきます。↓
画像の下の方に患者さんの上の歯があり、ミラーに反射させて治療をしています。
②マイクロスコープは小さな歯を大きく見るための機器です。
最大20倍に大きくできるのですが、よく使うのは5〜12倍の拡大率です。
拡大はルーペでもOKですが、影ができて見えないことがあったり、
倍率が固定されているので、もっと大きく見たい!と思ってもできません(T_T)
その点、マイクロスコープは倍率が可変で、照明も明るいので、
ルーペに比べて有利な点が多いです。
こうして確認しながら治療することで、むし歯の取り残しがないように心がけています。
そしてマイクロスコープには録画機能があるので、
このように僕らが見ている画像を録画しておいて、患者さんに説明できるので重宝しています!
(全ての患者さんにマイクロスコープを使用しているわけではありません、ご了承ください)