根管治療後にも周囲の組織に炎症が起こる事がありますので、
経過観察が必要です。
以前のブログで詳しく説明しています。↓↓↓↓↓↓↓↓↓
なぜ根の治療後に歯が痛いという方がいるのでしょうか?
今回の症例は親知らずとの間にできたむし歯です。
親知らずが右下7番にぴったりくっついていて、むし歯の疑いがあります。
そのままではむし歯は確認しづらく、親知らずの抜歯を勧めていました。
親知らずは病院の歯科口腔外科に紹介し、抜歯してきてもらいました。
(親知らずの抜歯になかなか決心がつかず、約1年経過してしまいました。)
当初は根管治療を避けて、詰め物で経過観察していました。
しかし次第にしみるようになってきて、
日常の食事でも困る事が多くなったため根管治療に踏み切りました。
3回の治療で根管充填までおこない、
その後クラウンを装着し歯冠形態を修復しました。(保険診療)
痛みや違和感などもなく約3年経過しました。
クラウンの状態は良好で、二次う蝕(むし歯)はありません。
根管充填後のx線写真でも歯槽骨の透過像なく安定しています。
これからも変化がないかを経過観察していきたいと思います。