左下奥歯の詰め物がムシ歯によって清掃困難となっていました。
大きな症状はなかったのですが、ムシ歯治療を開始します。
麻酔をして、詰め物を慎重に除去
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ムシ歯は歯髄の近くまで進行しており、もしかすると抜髄が必要となる可能性があります。
状況を患者さんに説明の上、歯髄保護のMTAセメントを使用することに同意が得られました。
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ムシ歯を慎重に、確実に除去していくと歯髄腔に達していたのでMTAセメントを用いて歯髄保護を行いました。
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その後、少々知覚過敏の症状が出ましたが、形態回復のためインレーとクラウンにしました。
最近はセラミックスクラウンやダイレクトボンディングが多いのですが、
ゴールド（金合金）を使用すると安心感が高いです。
患者の希望も
「見た目より機能を優先したい！」ということでした。
ゴールドを使用するメリットはたくさんあります。
その中でも僕が重要だと思っていることが、
歯との境界部分がピッタリ収まること（適合性）と、
適度な展性で咬合に馴染んでくれる。の２点です。
デメリットとしては金属色であること、熱伝導率が高いのでしみることがあることでしょう。
しかし長年使われ続けている歯科材料なので実績と安心が上回ります！
適材適所ではありますので、
相談の上でご希望も伺いながら決めていきます。
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症状：ムシ歯によるインレーの不適合
治療法：保険診療での根管治療と金属の冠
治療費：精密う蝕処置44,000円✖️２ ゴールドインレー77,000円 ゴールドクラウン165,000円
治療期間：１ヶ月半 通院４回（処置前の検査や歯石除去などは含めず）
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