こんにちは。西宮市高松町「西宮北口駅」より徒歩1分にある歯医者「西宮北口 歯医者 H&L」です。
「前歯だけのインビザライン治療は可能なの？」「前歯を整えるだけなら費用を抑えられる？」という疑問をおもちの方もいるでしょう。また、前歯だけを矯正して印象を変えたい方も多いです。
インビザラインではマウスピースを使用して歯並びを整えます。使用するマウスピースは透明で、口をあけても目立ちにくいことから多くの方に選ばれています。
この記事では、インビザラインで前歯だけを矯正するメリット・デメリットや、費用、治療期間について詳しく解説します。インビザラインで前歯だけを矯正したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インビザラインで前歯だけを矯正できる？
結論から申し上げますと、インビザラインでは歯列全体を矯正するだけでなく、前歯部分のみに焦点を当てた矯正も可能です。前歯だけの治療が可能なケースは、以下のとおりです。
すきっ歯
すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間がある状態です。
前歯と前歯の間にすき間があると見た目が気になることがあるでしょう。すき間から空気がもれて発音に影響を及ぼすこともあります。また、歯と歯の間のすき間に食べ物が挟まりやすいです。しっかり歯磨きをしないと虫歯になるリスクも高まります。
そのため、治療することが推奨されるのです。軽度のすきっ歯であれば、抜歯をせずに治療できるケースが多く、インビザラインで対応できる場合があります。
軽度の出っ歯
軽度の出っ歯もインビザラインで矯正可能です。出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも前に出ている状態のことです。
前歯が突出していることで見た目にコンプレックスをもつ方もいるでしょう。また、口を閉じにくくなり、口の中が乾燥すると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病になるリスクも高まります。そのため、矯正治療を受けることが推奨されるのです。
歯の傾きに問題があって出っ歯になっている場合であればインビザラインで矯正できるケースが多いです。
ただし、奥歯も含めて移動させる必要がある場合には、部分矯正ではなく全体矯正が必要になります。また、顎の骨格に問題があって出っ歯になっている場合には、インビザラインでの治療が難しく、外科的な治療を検討するケースもあるでしょう。
軽度の叢生（乱ぐい歯）
叢生とは、歯と歯が重なって生えている状態のことです。乱ぐい歯とも呼ばれます。歯の大きさに対して顎が小さいことで叢生になるケースが多いです。歯と歯が重なっていることで歯ブラシが行き届かないと、虫歯になるリスクが高まります。
軽度の叢生であれば、インビザラインの部分矯正が適応となることがあります。歯の重なりが重度の場合で、歯を大きく動かさなければならないケースでは、インビザラインの部分矯正では対応が難しい可能性があります。
軽度の歯の捻れ（捻転歯）
前歯が軽く捻れて生えている場合も、インビザラインの部分矯正で治療できるケースが多いです。歯が並ぶスペースが不足していると、捻れて生えてくることがあります。歯が捻じれて生えていることで見た目にコンプレックスを抱く方もいるでしょう。
捻れて生えた前歯を矯正して正しい向きに整えることで、前歯の審美性を改善できます。
インビザラインで前歯だけを矯正する方法
インビザラインには、歯列全体を矯正できるものと、部分的な矯正に対応しているものなど、いくつか種類があります。前歯の矯正を検討する場合、インビザライン・ライトやインビザライン Goが選択肢になるでしょう。どちらも、軽度な歯列の乱れに対して効果を発揮します。
インビザライン Go
インビザライン Goは、目に見えやすい前歯部分だけを対象とした治療法です。大臼歯は動かさずに前歯のみを整えます。前歯だけが軽く乱れており、奥歯や噛み合わせに問題がなければ、インビザライン Goで治療可能です。
使用できるマウスピースの枚数は20枚です。前歯のみを治療するため、治療期間が短いケースが多く、また費用も抑えられます。
インビザライン・ライト
インビザライン・ライトは、軽度の歯列不正を改善する場合に適応となる治療法です。インビザライン Goとは異なり、奥歯も動かせます。前歯の歯並びを整えながら、噛み合わせも改善できるのが、インビザライン・ライトのメリットです。
使用できるマウスピースの枚数は14枚です。前歯を整えるために奥歯も動かして十分なスペースを作る必要がある場合に、インビザライン・ライトが選択されます。
インビザラインで前歯だけを矯正する費用と期間
前歯だけをインビザラインで矯正する場合にかかる費用と期間が気になるという方もいるでしょう。
インビザライン Goで治療する場合にかかる費用は、35万円から50万円ほどです。治療期間は6ヶ月〜1年程度とされています。
一方で、インビザライン・ライトで治療する場合にかかる費用は35万円から65万円程度、治療期間は5ヶ月ほどです。使用できるマウスピースの枚数は14枚と限られていますが、短期間で治療できる点は大きなメリットといえるでしょう。
インビザラインで前歯だけを矯正するメリットとデメリット
インビザラインで前歯だけを矯正することにはメリットとデメリットがあります。どちらも理解したうえで検討することが大切です。
インビザラインで前歯だけを矯正するメリット
インビザラインで前歯だけを矯正するメリットは、以下のとおりです。
治療費を抑えられる
インビザラインで前歯のみを治療する場合、歯列全体の矯正に比べると費用を抑えられるケースが多いです。経済的な負担を軽減しながら、前歯だけを治療したいと考える方にとって大きなメリットといえるでしょう。
治療期間が短い
前歯だけを矯正する場合、奥歯を含めた歯列全体の矯正に比べると治療期間が短いことが多いです。全体矯正の場合は1年〜3年程度かかるのが一般的ですが、前歯だけであれば5か月〜1年程度で治療できるケースが多いでしょう。
仕事や家事などで忙しく、歯科医院に通院する時間をなかなか確保できないという方にとって、治療期間が短いという点は大きなメリットといえます。
矯正装置が目立ちにくい
インビザラインでは透明なマウスピースを使用します。そのため、装着してもほとんど目立ちません。見た目を気にせずに矯正治療を進めることができる点はインビザラインのメリットです。
痛みが少ない
インビザラインで使用するマウスピースは柔らかい素材でできています。また、マウスピースを装着・交換しながら少しずつ歯を動かすため、痛みや不快感が少ないのです。そのため、安心して治療に取り組めるでしょう。
矯正装置を取り外せる
インビザラインで使用するマウスピースは取り外しが可能です。ブラッシングと食事の際にも簡単に外すことができます。これにより口内の衛生管理がしやすくなります。また、食事の制限もありません。
インビザラインで前歯だけを矯正するデメリット
インビザラインで前歯だけを矯正するデメリットは、以下のとおりです。
噛み合わせの改善ができない
前歯のみを対象とした矯正治療では奥歯の位置や噛み合わせの調整は行われないケースもあります。そのため、噛み合わせの問題は改善できない場合があるのです。
噛み合わせに不具合がある場合は、全体的な矯正治療が必要となります。前歯だけ治療すればよいのか、奥歯も含めて治療したほうがよいのかは、歯科医師に相談しましょう。
歯を削る場合がある
前歯のみを矯正する場合、必要なスペースを確保するために、ディスティングという方法で歯の側面をわずかに削ることがあります。歯を削る量はわずかであるため、痛みやしみる症状が現れることはほとんどありません。
しかし、健康な歯を削ることに抵抗がある方もいます。また、ディスティングによって生じた微小なすき間が気になるケースもあるでしょう。そのため、インビザラインで前歯を治療する場合、ディスキングが必要になるか、事前に歯科医師に確認したほうがよいでしょう。
歯列のバランスが崩れる可能性がある
前歯のみの矯正に集中すると、全体の歯列バランスは考慮されないケースもあります。そのため、前歯は整っていても全体的な噛み合わせに影響が出る可能性があります。
将来、ほかの部分の歯並びや噛み合わせに悪影響が及ぶ恐れもあるため、全体のバランスを慎重に検討する必要があるのです。
まとめ
インビザラインで前歯だけの矯正は可能です。インビザラインでは透明なマウスピースを使用して治療を行います。そのため、口をあけても目立ちにくいです。また、前歯だけを矯正する場合、全体矯正よりも費用を抑えられるケースもあります。
しかし、噛み合わせのバランスを十分に考慮しないと、のちのトラブルの原因となる可能性もあります。また、部分的に歯を削る処置が行われる場合もあるため、事前に歯科医師に確認する必要があるでしょう。
このように、インビザラインで前歯だけを矯正することにはメリットだけでなく、デメリットも存在するため、よく理解したうえで検討してください。
インビザラインを検討されている方は、西宮市高松町「西宮北口駅」より徒歩1分にある歯医者「西宮北口 歯医者 H&L」にお気軽にご相談ください。
当院は、生涯にわたる健康を重視して診療にあたっています。マウスピース矯正や予防歯科、インプラント、ホワイトニング、虫歯・歯周病治療など幅広く診療を行っています。